夕日見便りmickey

Life is Amazing!素晴らしき今ここ

さようならソフィア

㊱ この愛らしい部屋にさよならの時です。初めてここに来た日を懐かしく思います。「立つ鳥跡を濁さず」とは唯一素直に母から学んだ言葉です。他は心配性過ぎてネガティブな言葉の多い母は私にとって反面教師でした。二人で部屋を元通りに片付け掃除しています。有料で借りていますが感謝を込めて出来るだけ綺麗にして返します。お陰でこれまでどの貸主にもいつでも戻って来てと最高の評価を貰っています。ここのオーナーは弁護士ですがこの部屋で育ったそうです。隣にもう一部屋ありますからきっとそこが彼の部屋だったでしょう。少年がアノ不思議な螺旋階段を元気に上り降りする姿が見えるようです。勉強の出来る自慢の息子を思いながら母親が煮込みを作っている姿も。彼は今も自ら、年期の入ったこの部屋をメンテナンスし飾り付け、大事にしています。古いこの建物を私達はその傷や歪みの物語のまま多いに楽しみました。人が暮らして来た日々、とりわけ政治変動の大きい国で大変な事も多い時代に暮らした人々、しかしここは温かい家だったに違いありません。実際、彼と彼女の二人はとっても温かく優しいのです!別れるのが惜しいほどに!
さあ もう行かねばなりません。次はトルコ どんな素晴らしい旅になるでしょう!
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