ブタペストありがとう

㉒　とうとうブダペスト最後の日になりました。東欧でどんな日々になるのか、何ひとつ考えてはいませんでしたが、毎日楽しく元気に平和に過ごせました。ハンガリーの人々は穏やかで、親切で、のんびりと誰もが暮らしを楽しんでいる様に見えました。他者の目を気にし過ぎると言うことがないのは私には魅力です。。冬コートの横でタンクトップの人も居ますし、下着みたいな服の人がいても、誰も気にしません。皆好きな服を着ています。多くの人が車内で電話もしています。若い恋人や老夫婦さえ道で始終キスしています。犬もベビーカーもバスによく乗ります。それでいて誰もしかめっ面もしないし、年配には席を譲ります。道路では車は横断者が居ればモタモタしていてもずーっと待っていてくれます。イライラもしていない様子です。私など待っていてくれているのにも気付かず何度も車を止めたままにしてしまいました。ソ連時代を経て、今は自由で安定している良い国と感じます。GNPとか少しも高くないけれど、必要な物は安くて、生活は豊かと感じます。街中に大小の緑地公園がそこら中にあって、花が咲き人々がいつも集っています。毎日が日曜日みたいです。私達もそんな公園で何度かお弁当を持っていって食べました。幸せでした。明日は移動で早いので借りた部屋を掃除しています。ありがとうハンガリー！ありがとう私のブダペストの家！